自宅やオフィス、カフェなどで急にネットが使えなくなるとストレスになりますよね。原因はさまざまで、簡単に改善できるものもあれば、原因究明に時間がかかるケースもあります。この記事では、そんな「Wi-Fiでインターネットに繋がらないとき」の代表的な対処法を12個まとめました。ぜひ、ひとつずつチェックしてみてください。
1. Wi-Fiのオン/オフを確認する
意外と見落としがちなのが、端末側のWi-Fi機能がオフになっているケースです。
- スマートフォン・タブレット:
設定アプリから「Wi-Fi」がオンになっているか確認。機内モードがオンになっていないかも要チェックです。 - パソコン(ノートPCなど):
物理的なWi-Fiスイッチがオフになっていないか、またはキーボードのWi-Fiオン/オフ切り替えキーが誤作動していないか確認。
最も基本的なポイントなので、まずはここから確認すると良いでしょう。
2. ルーターやモデムの電源を入れ直す(再起動する)
Wi-Fiのアクセスポイントとなるルーターやモデムは、長時間稼働しているうちに不具合を起こすことがあります。再起動によって改善される事例は非常に多いです。
- ルーターの電源ケーブルやACアダプターを抜く
- 30秒~1分程度待つ
- 再度電源をつなぎ、ランプが正常に点灯するまで待つ
モデムが別途ある場合は、そちらも同様に再起動しましょう。
3. 接続先のネットワーク名(SSID)とパスワードを再確認する
複数のWi-Fiネットワークが存在する環境では、誤ったSSIDに接続している可能性があります。ネットワーク名が類似していると混乱しやすいので要注意。また、パスワード(暗号化キー)の入力ミスもよくある原因です。大文字・小文字や数字の入力間違いがないか、しっかり見直してみましょう。
4. ネットワーク設定を初期化する
端末側のネットワーク設定に問題があると、Wi-Fiには接続できているのにインターネットが使えないことがあります。
- スマートフォン(iOS/Android):
設定から「ネットワーク設定のリセット」や「Wi-Fi設定のリセット」を実行し、再設定してみましょう。 - パソコン(Windows/Mac):
Windowsの場合は「ネットワークのリセット」、Macの場合は「ネットワーク環境設定」で一度Wi-Fi設定を削除して再度追加します。
これにより、誤ったプロキシ設定やDNS設定がクリアされることがあります。
5. PCやスマートフォンのOS・ドライバーをアップデートする
古いOSやドライバーの不具合が原因で、Wi-Fiに接続しづらいケースもあります。
- パソコン:
Windows UpdateやMacのソフトウェア・アップデートを確認し、最新状態に保ちましょう。ネットワークアダプタのドライバー更新も忘れずに。 - スマホ・タブレット:
iOSやAndroidを最新バージョンにアップデートしておくと、セキュリティ面だけでなく接続トラブルの回避にも役立ちます。
6. 物理的な接続とケーブルをチェックする
Wi-Fiの問題だと思っていても、実はモデムやルーターを繋ぐLANケーブルが原因というケースもあります。
- ケーブルがしっかり差し込まれているか
- 折り曲がりや断線の疑いはないか
- 電源ケーブルやACアダプターは緩んでいないか
意外と小さな物理的トラブルが原因になっていることもあるので、一度念入りにチェックしてみましょう。
7. Wi-Fiの電波が弱い/干渉を受けている
Wi-Fiの電波は障害物や他の電波干渉を受けると著しく弱くなります。以下を試してみてください。
- ルーターの設置場所を変える: 壁や家具など障害物が多い場所を避け、できるだけ高い位置かつ見通しの良い場所へ移動。
- 周波数帯の使い分け: 5GHz帯は速度が速い反面、障害物に弱い。2.4GHz帯は速度はやや劣るが、遠くまで届きやすい。
ルーターから距離が遠い場所で接続が不安定になる場合は、中継器やメッシュWi-Fiの導入も検討すると良いでしょう。
8. ルーターのファームウェアをアップデートする
ルーターにも内部システム(ファームウェア)があり、定期的にアップデートがリリースされる場合があります。
- ルーターの管理画面にアクセス
- 「ファームウェア更新」や「管理」タブなどを確認
- 最新バージョンがあればアップデート
古いファームウェアのままだと、不具合やセキュリティリスクを抱えている可能性があります。アップデート中は電源を切らないよう十分注意してください。
9. セキュリティソフトやファイアウォールの設定を確認する
セキュリティソフトやファイアウォール機能が原因で、通信がブロックされているケースがあります。
- 直近でセキュリティソフトをインストール/アップデートした
- パソコンのファイアウォール設定をカスタマイズした
- VPNやアンチウイルス機能が不具合を引き起こしている
一時的に無効化してみて正常に通信できれば、設定が原因である可能性が高いです。ただし、セキュリティソフトをオフにする際はリスクが伴うため、テスト後は必ずオンに戻しましょう。
10. DNSサーバーを変更してみる
特定のサイトだけ繋がりにくい、アクセスが遅い場合などはDNSサーバーに問題があるかもしれません。
- Google Public DNS: 8.8.8.8 / 8.8.4.4
- Cloudflare DNS: 1.1.1.1 / 1.0.0.1
端末やルーターのDNS設定を変更することで、回線速度が改善したりアクセス障害が解消されることがあります。
11. 回線契約や料金の滞納を確認する
単純なところで、インターネットプロバイダや携帯キャリアの料金未払い・契約切れが原因でネットが使えなくなっている場合があります。
- プロバイダや携帯キャリアの契約状況を確認
- 料金プランの変更後に手続きが完了しているか
- 未払いがあれば早めに支払う
支払いが滞納していると、サービスが一時停止されることも。まずは自分の契約状況をしっかり確認しましょう。
12. プロバイダや機器メーカーに問い合わせる
上記の対処法をすべて試しても改善されない場合は、プロバイダやルーターのメーカーサポートに相談してみましょう。原因が機器や回線障害、サーバー側にあるケースも少なくありません。
- 公式サイトの障害情報やメンテナンス情報をチェック
- サポートへ連絡し、不具合状況を詳細に伝える
自力での対処が難しい場合、専門のサポートを利用して早めに問題を解決しましょう。
まとめ
Wi-Fiに繋がらない原因は様々ですが、実際には簡単な設定ミスや物理的なケーブル不良が要因となっていることも多いです。今回ご紹介した12の対処方法を順に試し、それでもダメなときは専門サポートに相談するのがおすすめです。